情報システム部門が抱える“悩み”を最も理解できるのは誰か。それは自社の他部門ではなく、状況は違えど、同じ立場で活動している他社の情報システム部門だろう。そこで、そうした悩みを共有し、解決の糸口を探るために、さまざまな業種の企業に属する情シス担当者50人以上が集まったワークショップが2022年10月に開催された。
会場では「コロナ禍で導入したリモートデスクトップを利用してくれない」「担当者は自分1人のため、不在時が不安」「予算が少なく必要なITを導入できない」「シャドーITが野放しになっている」など、情報システム部門の本音が吐露された。これは現在の課題を正確に認識するだけでなく、今後出てくると思われる課題を把握するきっかけとしても重要な場になったという。
本資料では、このワークショップの模様をレポート。予算、人材不足、シャドーIT、ITリテラシー、セキュリティ、社内の反発の6つのテーマに絞って、重要な悩みや見えてきた解決のヒントをまとめている。組織の悩みを話し、聞く機会は少ないだけに、こうしたワークショップレポートからは、さまざまな気付きが得られそうだ。