DXが失敗する原因はどこにある？　現場で起きている3つの課題と解決策とは

　DXの必要性が叫ばれて久しいが、その重要性は理解していても、9割以上の企業が今も全社的な取り組みを進められていないという。また、新規事業の創出、RPA／OCR活用、働き方改革といったテーマ別で見ても、その多くが成功に至っていないという調査結果もある。

　では、なぜ現場でDXが進まないのか。その要因として、まずDXのステップ論が理解されていないことがある。DXには複数の段階が存在するが、経営層が競争優位性の確立をゴールとしてイメージする一方、現場ではそれを描けず、デジタル化の初期段階でつまずくことが多い。また、こうした現場と経営層との認識のズレは、対話不足により発生することが少なくないが、そもそも企業として、現場の変革を推進する体制を構築できていないケースがほとんどだという。

　この状況を改善するには、まずは現場のデジタル化から始め、現場と経営層の擦り合わせを習慣化させる土壌をつくること、経営層が自ら変革を推進することを意識することが重要だ。本資料では、DXが進まない3つの理由を確認しつつ、それらを解決する方法を、さらに詳しく見ていく。