点在する公共/社会インフラ関連の施設や、敷地の各所に機器が配置されたプラントでは、分散する設備や機器をいかに効率的に監視するかが課題となる。こうした状況に人材不足でも対応できるよう、設備や機器のパラメータや制御信号を伝送し、センサー情報やカメラ映像などを用いて、リモートで監視/操作を行うケースが増えてきた。
そのための集中管理の設備がコントロールルームだが、設備や機器の導入時期がバラバラで、メーカーが混在していることも少なくない。そこで検討したいのが、各設備や機材が持つ外部インタフェースの通信をIP通信に変換し、IP-KVMと呼ばれる装置で遠隔監視/操作する方法だ。これにより、ネットワーク設計や構築が容易になり、柔軟性や将来性の不安も軽減される。
さらに、監視や操作の実務面の煩雑さを解消する方法として、ビデオウォール上の画面を即座に職員の手元のコンソールに移して操作できる仕組みも登場しているため、選択肢の1つとして検討したいところだ。本資料では、これらの仕組みを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてほしい。