あるセキュリティベンダーによる調査では、ランサムウェア攻撃はロシアによるウクライナ侵攻後、一時的に減少したことが判明した。これはサイバー犯罪のエコシステムが戦争の被害を受けた結果のように思われたが、その後は攻撃数を急激に盛り返したばかりか、2023年3~6月は暴露型攻撃の被害件数が過去最大となっている。
また直近の傾向として注目したいのが、マルウェアの配布手法だ。ドライブバイダウンロード攻撃がランサムウェアの侵入手法として急増している他、Microsoftがインターネットからダウンロードしたドキュメントのマクロをデフォルトで無効化したことで、ISOなどのディスクイメージ形式を使用してマルウェア配布を狙うスパムキャンペーンが増加している。
本資料はこのように、2022年7月から2023年6月までのサイバー脅威の実態を調査し、その結果をまとめたレポートとなっている。サイバー犯罪ビジネスが再び活況を呈する様相やサイバー攻撃のAI活用など、気になる傾向を詳細に分析しているので、ぜひ内容を確認し、自社での対策に役立ててほしい。