複数拠点を展開する製造業の現場で課題となっているのが、CAD/TIFFなどの図面データやドキュメントをいかに管理し、活用するかというものだ。多くの企業は、図面管理/ドキュメント管理システムを独自に構築し、システム内にファイルを表示する組み込み型ビュワーを活用しているが、それには課題もある。
まず、図面や画像の表示に時間がかかる、検索効率が悪いといったユーザビリティの問題が挙げられる。また、設計書や図面は機密情報であるため、情報漏えいを防ぐためのセキュリティ対策も欠かせない。とはいえ、ユーザビリティとセキュリティはトレードオフとなりやすく、両立は簡単ではない。そこで検討したいのが、APIを利用して容易に実装できる、ファイルビュワーエンジンだ。
同エンジンは、高速ファイル表示やサムネイル表示、多彩な検索機能により、業務効率化を支援。またセキュリティ面でも、閲覧データを作成しオリジナルデータの流出を防止する他、ダウンロードやコピーの無効化、墨消し、透かしなどの機能により、柔軟な制御を実現できる。シンプルな料金体系でコスト削減にも貢献するというその実力を、詳しく見ていこう。