データの散在で集計が難化したり、分析業務の負担が大きく、本来の業務に手が回らなかったりなど、データ活用にはさまざまな課題が付いて回る。こうした中、BIツールを導入してデータ活用を推進し、多くの成果を上げる企業が増えてきた。
例えばある企業では、年間2000~2500人の従業員を対象に、人事部が延べ半年をかけて全国で面談を行っていた。業務の属人化によるノウハウの暗黙知化、人事台帳の連携性の欠如、ERPの帳票機能の限界など、タレントマネジメントの阻害要因を排除すべく、同社はBIツールを導入。面談に必要な各種人事台帳を統合・可視化できたことで、事前準備時間の半減、情報欠落リスクの解消、業務と従業員のミスマッチ回避が可能になったという。
また別の企業では、SFAや基幹系システムに点在していたデータをBIツールで統合・分析。Excelファイルを使ったデータ共有から脱却し、予算編成を大幅に効率化するとともに、事務作業を例年の50%程度にまで削減した。本資料では2社の事例を通して、BIツールの導入効果を見ていく。