導入前に要確認、ノーコード開発で押さえるべきポイントとは？

　ノーコード開発ツールにはさまざまなメリットがある。クラウドシフトが加速するなか、時代の流れに合わせたデジタル化を継続的に実現するためにも、その重要性は増している。一方で、ノーコード開発ツールの導入には乗り越えるべき“2つの壁”があることに注意したい。

　その1つが「利用拡大」の壁だ。ノーコード開発ツールを導入したにもかかわらず、現場では活用がうまく進まず、情報システム部や外部パートナーに依存してしまっているケースも多い。また、活用が浸透している企業でも、現場に自由な活用を促しすぎるあまり、システム全体の活用状況が分からなくなるという、2つ目の壁「管理統制」に直面している企業も多いのが現状だ。

　本資料では、こうした課題を解決するためのアプローチを紹介する。例えば「利用拡大」については、情報システム部門ではなく、現場主体のデジタル化が進む支援策が重要である。また、「管理統制」では、現場が業務のデジタル化を安心・安全に推進できる仕組みづくりや、システム全体としてアプリの散在を防ぐ方法がある。実際の事例を交えて、業界を代表する企業がどのように2つの壁を乗り越えたかを合わせて解説する。