ITセキュリティについて意思決定権を有する1350人を対象とした国際調査によると、回答者の73%が2022年に少なくとも1回ランサムウェア攻撃の被害を受けており、38%が2回以上の被害を受けているという。もはや、ランサムウェアの脅威からは、あらゆる組織が逃れられないという状況だ。
また、3回以上攻撃を受けた被害者の実に42%が身代金を支払ったと回答しており、攻撃を受けた回数の多い組織ほど暗号化されたデータを復元するために身代金を払う傾向が高いことが分かった。さらにそうした組織では、バックアップシステムを使用している割合も低いようだ。
本資料ではこの他にも、攻撃の69%が悪意のあるメールを起点としていることや、サイバー保険加入組織の方が未加入組織より被害を受けやすいなど、ランサムウェア攻撃に関するリアルなトレンドを明らかにしている。その上で、リスクを最小限に抑えるために重点的に取り組みたいサイバーセキュリティ分野を提示しているので、自社での対策を強化するための参考資料として活用してほしい。