これからのビジネスにデータの統合とその利活用は必須であるという意識は高まっているものの、これらを高レベルで実践している企業はまだ少ない。ここでいうデータとは社内の業務システムのデータのみならず、IoTデバイスや政府機関が公開するオープンデータなども指し、社内外に分散している上、それぞれフォーマットも異なっている。
これらをうまく組み合わせて活用できることが理想だが、物理的に全てのデータを統合する従来のやり方では手間やコストがかかりすぎ、データを使いたいときに用意することも難しい。EAIやBIなど、データの連携や利活用を促進するツールを使う企業も多いが、それぞれリアルタイム性や整合性などに課題がある。
そこで新たな概念として登場したのが「データファブリック」だ。複数の場所に散在するさまざまなデータソース(縦の糸)や、プラットフォーム(横の糸)を連携し、データを実際に使える形でそろえて(織りなして)、利用できる1枚の布(ファブリック)に仕立て上げるイメージのアーキテクチャだ。本資料ではその実現方法を、具体的なソリューションとともに詳しく見ていく。