サイバー攻撃による被害が拡大する中、その防止策としてウイルス対策ソフトの導入が進んでいる。しかし、従来型のウイルス対策ソフトは定義ファイルを基に判定をするため、登録されていないウイルスは検知できないという問題がある。また、フルスキャンがCPUに負荷をかけることで、PCの動作が重くなってしまう点も懸念されている。
そこで注目したいのが、次世代型AIアンチウイルスだ。その特徴は、AIによる高精度な予測検知で、未知・亜種のマルウェアを隔離する点にある。具体的には、10億以上のファイルを学習・分析した膨大なデータベースを活用し、AIがファイルの特徴を見てマルウェアかどうかを判定する。
またシグネチャやふるまい検知、サンドボックスなどの技術は使っておらず、マルウェアの検知は全てAIが担う。マルウェアが動く前に隔離する点は従来型ウイルス対策ソフトとの大きな違いだ。さらに、フルスキャンは新規インストール時のみ実施し、以降のCPU負荷は平均0.3%と低いため、PCの動作には悪影響を及ぼさない。本資料でその詳細を見ていこう。