年末調整で記入する項目の1つである「保険料控除」。これは社会保険に頼らない自助努力に対して受けられる所得控除の制度だ。この控除を正しく受けるためには、仕組みや書き方を理解しておくことが望ましいが、「毎年何となく記入している」というビジネスパーソンも多いだろう。
まず保険料控除の対象から確認していくと、医療保険/生命保険/がん保険/介護保険/個人年金保険などが対象となる。一方で財形保険といった貯蓄に近いものは対象外だ。対象の保険に加入している場合は、控除証明書が届くため、そこに記載された情報を年末調整の書類に転記すれば問題ない。ただし、控除証明書が届くのは毎年10月頃なので、その前後で解約や契約変更などを行った場合は、注意が必要となる。
本資料では、保険料控除の仕組みや記入の仕方など、ビジネスパーソンが知っておくべき保険料控除の基礎知識を解説する。控除証明書に記載された証明額と申告額の違いなど、迷いがちなポイントも押さえているので、年末調整対応をスムーズに進めるためにもぜひ本資料で理解を深めてほしい。