医療機関を狙うマルウェア攻撃は、世界的に増え続けている。日本の医療機関も例外ではない。ランサムウェアをはじめとしたマルウェアに感染すると、患者の受け入れ停止や手術の中止を余儀なくされる可能性がある。医療機器の制御が奪われたりデータが改ざんされたりすると、患者の安全にも影響を及ぼす。
インターネットに接続させて利用する医療機器は、サイバー攻撃者の主な侵入経路の一つだ。こうした医療IoTデバイスと、そこで利用するネットワークに抜け目のないセキュリティ対策を講じることは、患者の安全を確保するためにも不可欠だ。
TechTargetジャパンの人気記事をまとめた本稿は、医療機関へのサイバー攻撃がもたらすリスクと、医療機器のセキュリティを強化するための5つのステップを説明する。