ちょっとしたもめ事が大きな問題に発展してしまうこともある労務トラブル。採用面接から内定時、入社後まであらゆる場面でトラブルは発生する可能性があるため、どのようなケースがあるかを想定し、事前に対策を立てておくことが重要だ。
例えば面接時は不必要にプライバシーに関わることや就職差別につながる質問をしない配慮が必要だが、ある企業では応募者の人柄を知るために住む街や周囲の環境、家族との関係といった質問・会話をしたことで、労働局から指導を受ける事態に発展。また別の企業では、契約社員に対する労働条件通知書に副業可と記載していたにもかかわらず、前例がないことによる不安から副業を認めなかったため、労働基準監督署に告発されてしまったという。
こうしたトラブルを未然に防ぐには、関連する法律を理解しておくのはもちろんのこと、普段からコンプライアンスを意識して採用活動に臨むことが大切だ。本資料では、採用・入社における労務トラブル防止の要点や、労働基準監督署目線でのチェックポイントなどについて、実際のトラブル事例を交えて解説する。