福島県でICT関連サービス・製品を提供しているエフコムでは、あるクライアントと50ラック規模の大型商談が決まったことから、新たなサーバルームの構築に迫られていた。特に大きな課題となったのが、既存設備への影響を最小限に抑えつつ、いかにタイトなスケジュールの中でサービスを提供するかだった。
また高密度の実装になるため、より高効率のUPSや空調設備が求められていた上、消費電力量や発熱量が膨大になることに備え、ファシリティ稼働状況をリアルタイムにモニタリングする必要もあった。そこで同社は、UPSの集約化とInRowによる高効率な冷却により、高密度サーバでも高いエネルギー効率での運用を実現。
また、DCIM(Data Center Infrastructure Management)による統合監視とシミュレーションによって、設備レイアウトの最適化と安定稼働も可能とした。同社がこうした成果を挙げられた背景には、過去に同社においてデータセンターの安定運用を実現した実績を持つベンダーの存在があったという。本資料では、同社の取り組みをさらに詳しく紹介する。