在宅での勤務が常に快適で生産性を上げるものとは限らない。業務内容によって変わる他、事務所勤務と在宅勤務の中間的な、サードプレースと呼ばれる働き場所のニーズも顕在化し始めた。事業所の設置を新たに検討する場合と同じく、目的別に複数のサードプレースを組み合わせて選択肢の幅を組織として提供することも重要になるとみられる。
こうしたハイブリッドワークの普及に合わせて、ワーケーションという働き方も注目されてきた。WorkとVacationを組み合わせた造語で、非日常的な場所で勤務することにより創造性や生産性を高めるとして期待されている。休暇型、業務型などさまざまな類型があり、特にベンチャー企業やスモールビジネスにとって効果が大きくなる見込みだ。
本資料では、今日のハイブリッドワーク化の流れを受け、働き方および業務環境がどのように変化していくのか、8つの未来予測を紹介している。企業や組織の根幹となる「人材」が働く環境への投資が再注目される今、将来に備えて何にアンテナを向けるべきか、その指針をつかめるだろう。