企業システムの基盤であり、差別化要因ともなるITシステムの重要性が、かつてないほど高まっている。だが、顧客や従業員のニーズが高度化するにつれ、ITシステムの複雑さや、変化の速度は増す一方で、安全で予測可能であるための“信頼性”と、新たな機能を提供するための“生産性”の間には、根本的な対立がもたらされている。
この状況を改善し、市場競争を勝ち抜くために必要なのが、クラウドネイティブでアジャイルな戦略だ。特に、ビジネス部門においてITへの依存度が高まる今、バックオフィスシステムとフロントオフィスシステムを、新たな方法で連携させる必要がある。また、イノベーションの基盤となるアプリケーション環境には、生産性の高いクラウドネイティブ技術を導入し、複数のデータセンターとクラウドをカバーすることも求められる。
本資料では、エンタープライズアーキテクトとITリーダーが、先進的なIT戦略に取り組むための5つのステップを紹介する。コンテキストの検討事項、戦略の課題、高レベルのアーキテクチャに関する検討事項について、事例を用いて解説しているので、参考にしてほしい。