ある調査によると、多くのビジネスリーダーがデータの重要性を理解しているにもかかわらず、アジア太平洋地域の幹部の3分の1以上は、いまだに自身の直感で意思決定を下しているという。ビジネスモデルや製品の変更には大きなリスクが伴うため、勘や直感に頼るのではなく、確かなデータに基づいて意思決定をすることが重要だ。
そのためにはまず、データ収集に必要なビジネス関連の質問を考え出す必要がある。例えば、「どうすればより多くの顧客を獲得できるか」という質問を、「新規顧客はどこから訪れているか」「どのソースから最も消費する顧客が流入しているか」など、さらに小さく具体的な質問に分解する。これにより、適切なデータを絞り込めるだけでなく、その後入ってくるデータから進捗を追跡できるようになる。
その上で、誰もが必要なデータにアクセスして活用できるようにする「データの民主化」に取り組むとよいだろう。本資料では、データ主導の意思決定を実現するための3つのポイントについて、先行企業の事例を交えながら解説していく。