ペーパーレス化が叫ばれる一方、紙文化が残っている企業は今も多い。2021年の調査によると、ペーパーレス化を推進できていないと答えた企業が、約30%に上っているほどだ。特に、紙ベースの帳票文化が深く根付く日本企業においては、完全ペーパーレス化への道のりは遠い。
例えば、帳票作成ツールを導入しても、扱う帳票が多ければコストがかさんでしまう。とはいえ、ExcelやWordによる手作業は、効率の悪さとメンテナンスの属人化が問題となる。そこで検討したいのが「BIツール」の導入だ。近年では、Excelで作成したものや紙ベースで使っていた既存のフォーマットを取り込み、表示させたい項目をドラッグ&ドロップで配置するだけで帳票作成ができるものも登場し、ハードルはさらに下がっている。
また、データ抽出/変換/書き出しの作業を行うETL機能を備えた製品を選べば、外部システムのデータを効率的に利用できるため、単一インタフェースでBI分析から帳票関連業務までを完結させられる。本資料では、DX時代の帳票基盤として活用したい、あるBIツールを取り上げ、機能や特長を詳しく解説する。