システム運用の自動化は多くの企業が重要課題と認識しているものの、実際に実現している企業は少ない。システム運用は多くの部門との連携が必要であり、組織横断的に自動化を検討していくことが重要だが、システム運用を担う現場と、経営層や業務部門などの周囲との間には自動化に対する考えにギャップがある。このギャップを埋めながら自動化の取り組みを推進する方法が分からず、実行に移せていない企業が少なくない。
こうした課題を受けて提供を始めたのが、システム運用自動化の検討からツール導入までの一連のプロセスを体験できるワークショップ型サービスだ。自社に適したシステム運用自動化の将来像を描いた上で、ロードマップの策定や自動化ツールの導入と評価などを体験するというものだ。
このサービスは大きく2つに分かれており、社外事例の理解を深めつつ自社の課題の可視化と目指す将来像や自動化実現の計画を定義する「フェーズ1」、フェーズ1で定義した計画の一部の領域に対するツールの導入および評価、実行計画のブラッシュアップを行う「フェーズ2」の2段階で進む。インプット中心の学習にとどまらず、実践的な内容になっている点が特徴だ。