業務で使用するファイルを簡単に共有でき、耐障害性にも優れたファイルサーバは、今でも主要なデータ管理手法の1つだ。だが、毎日頻繁に利用する従業員のために快適性や利便性を追求し、さらに管理する情報システム部門の負担軽減を考慮した理想的なファイルサーバを構築するには、幾つか乗り越えるべき課題がある。
例えばその1つが、「ファイルサーバにアクセスできない」というありがちな問い合わせへの対応だ。単にVPNに接続できていないケースも多いため、こうした単純な要因を排除することで、使いやすさの向上と運用負担の軽減につなげられる。また、「ファイル変更履歴を細かく取得できない」「1つのファイルを複数人で同時に編集できない」といった欠点も、できれば克服したいところだ。
本資料ではこうした課題を6つ取り上げ、その解決策としてMicrosoft AzureやMicrosoft 365などのクラウドサービスを組み合わせた「ハイブリッドファイルサーバ」を提案する。新たな仕組みを使って1つずつでもこれらの課題に対処していくことで、データ管理の理想像へ向けたレベルアップが実現できるはずだ。