新技術導入に注力できないIT部門、既存IT基盤の運用課題はどう解決すべきか

　デジタルトランスフォーメーション（DX）の推進や、ChatGPTに代表される生成AIの活用が広がる中、IT部門には経営層からの「新たなテクノロジーに対応せよ」という要求が寄せられている。もちろん、攻めのデジタル活用だけでなく、高度な攻撃手法を駆使した新たな脅威への対策もIT部門で実施する必要がある。

　しかし、人的リソースが限られる中、新たなテクノロジーを導入するための活動ばかりには注力できない。既存のIT基盤を快適かつ安全に運用するという重要な役割をおろそかにはできないからだ。特にデータセンターに設置されたIT基盤の運用においては、「運用性」「拡張性」「セキュリティ」の課題が重くのしかかっている。

　例えば、スイッチやルーターなどのネットワーク機器を個別最適化した状態で運用している場合、複数ベンダーのソリューションが乱立し、運用性や拡張性が損なわれる恐れがある。本資料ではこの三重苦を解消し、新たな施策に向けた工数を確保するためのアプローチを解説するともに、それらの実践に役立つ分散型サービススイッチを紹介する。