ローカルブレークアウトに不可欠なSD-WAN、ただしUTMを避けるべき4つの理由とは

　テレワークの浸透、さらにクラウド環境へのシフトは、業務基盤にアクセスする際の新たな課題を生んだ。増大するインターネットトラフィックで回線の帯域が逼迫し、クラウドのアプリを利用しにくい状況が生まれている。こうした状況の解決策として注目されているのが、データセンターを経由せずに直接クラウドにアクセスさせるローカルブレークアウトだ。

　ただし、この実現には、トラフィック内容を判断して内外の回線を切り替えるSD-WANが欠かせない。SD-WAN実装ではゲートウェイのアプライアンスをSD-WAN対応に切り替える方法と、ソフトウェアエージェントを利用する方法がある。ただエージェント利用は管理や運用保守で課題もあり、できればアプライアンスの採用が望ましい。

　アプライアンスの選択肢としてまず検討されるのが安価なUTMを使うケースだろう。だが、それにはパフォーマンスや柔軟性、SASEとの連携など課題も多く、せっかくのSD-WAN導入のメリットを損ないかねない。そこで本資料では、SD-WAN対応アプライアンスとして有力候補となるソリューションを提示する。