近年、紙ベースの契約書から脱却し、電子契約を導入する企業が増えている。それにより製本や郵送、押印などの手間が省ける他、印紙代や印刷代、郵送代などのコスト削減も期待できることから、今後もその動きは加速するとみられている。
この電子契約の導入で大きな成果を挙げているのが、戸建て住宅の建築・販売を中心に事業を展開する「タマホーム」だ。同社では、住宅の施工前に締結する「工事請負契約」の他、工事開始後に変更が生じた場合に締結する「一部変更合意契約」や「追加変更工事請負契約」で電子契約を導入。住宅という高額な取引が発生するだけに、従来は印紙代だけで1億円を超えるコストがかかっていたが、電子契約の導入によって自社と顧客の双方のコスト負担を削減した。
また電子契約であれば、1回署名するだけで全ての契約書類に反映されるため、何種類もの契約書に何度も署名するという手間がなくなり、顧客の利便性向上にもつながっている。本資料では、同社の取り組みを基に、電子契約の導入メリットを詳しく見ていく。電子契約は自社にどれほどの効果をもたらしてくれるのか、イメージしながら読み進めていただきたい。