国内におけるデリバリー市場のパイオニアとして、今も成長を続けている出前館。同社では需要の拡大に伴い、オンプレミスで運用していたデータベースサーバの負荷が急上昇していたが、参照系データベースを大手クラウドベンダーのマネージド型リレーショナルデータベース上に構築し、そのリクエストをオフロードすることで負荷の軽減を実現していた。
オンプレミス上の更新系データベースと連携させるハイブリッドクラウド環境に移行した同社だが、新たな環境でも幾つかの課題が浮上した。1つは参照系・更新系間での同期の遅延で、このような状況を放置してはビジネス機会の損失につながりかねなかった。そしてもう1つが、さらなる需要の急増で発生した、更新系の負荷上昇だ。
こうした課題を解決するため、より連携性を高めるソリューションへの移行を決意した同社。本資料では、高速レプリケーションを実現した、同社の新たなハイブリッド/マルチクラウドによるデータベース環境について、詳しいアーキテクチャとともに解説する。