ICT教育に注力している東京工科大学では、全学生に対してノートPCを必携にし、授業や実験での利用を推進している。同大学は八王子と蒲田にそれぞれキャンパスを構えているが、蒲田キャンパス再開発による新校舎建設後の2012年から2013年にかけて、各キャンパスに順次、無線LANを導入することになった。
そこで同大学はまず、各ベンダーの無線LANアクセスポイントを比較。その際には、ネットワーク専門の教員と一緒に台車に製品を乗せ、キャンパス内を移動しながら電波強度やアクセス数、使い勝手などをテストしたという。その結果、電波の伝わる範囲が明らかに他社より広く、設置台数の削減が期待できる製品が選ばれた。
現在、同大学では八王子キャンパス189台、蒲田キャンパス80台の合計269台の無線LANアクセスポイントが稼働しているが、運用経験が無い職員でも簡単に使えるクラウドコントローラーを活用することで、管理業務の属人化を解消したという。本資料では、同大学における無線LAN環境整備の取り組みをさらに詳しく紹介する。