ZIP形式で暗号化したファイルを添付メールで送信し、後から復号用のパスワードを送信する「PPAP」は、セキュリティ対策の1つとして、これまで多くの企業で利用されてきた。だが昨今、安全性や利便性の問題から、廃止の動きが加速している。
PPAPには、メールの盗聴による情報漏えい、マルウェア感染のリスクの他、人的ミスによる誤送信のリスクといった問題がある。また、送信者/受信者ともに手間がかかるのはもちろん、取引先がPPAPによるファイルの送受信を禁止している場合は、取引先とファイルを共有できず、業務に支障をきたす可能性もある。
そこで本資料では、PPAPの課題を整理するとともに、代替手段の候補として、チャットツール/クラウドストレージ/添付ファイル分離サービスの3つを挙げ、それぞれの特徴を解説する。それぞれの手法にメリットとデメリットがあるため、脱PPAPに向けて、自社に最適な方法を検討するヒントとして、ぜひ活用してもらいたい。