山梨県総務部情報政策課は、庁内のネットワークやPC、セキュリティ対策といった情報通信基盤の管理運用を担っている。そんな同部署は、Windowsのアップデートやパッチ適用などを最適化すべく、2004年にIT資産管理ソフトウェアを導入。以来、2019年にはWindows 10移行と合わせて4500台のPC全てに最新バージョンを展開するなど、長年利用し続けている。
同県が評価しているのは、“かゆいところに手が届く”機能の豊富さにある。例えば、権限代行によるサイレントインストールや、媒体を利用したプログラム配信、スクリプト作成による個別ソフトウェアの設定変更など、柔軟性の高さは際立っている。また、セキュリティの観点から設定変更権限をユーザーに与えていない同県にとって、権限制御が細かく管理できる点も大きな魅力だ。
このソフトにより、500時間を要するインストール作業が半日程度に短縮されるなど大きな効果が得られているが、これまで旧バージョンには不満もあったという。長年利用してきた同県ならではの悩みは、最新版でどう解決されたのか。本コンテンツで、このIT資産管理ソフトウェアの実力を詳しく見ていこう。