定型業務を自動化し、コスト削減や業務負担軽減において効果を発揮するRPA(Robotic Process Automation)。近年特にその利用が増えているのが、社会保険労務士法人や税理士事務所などの士業だ。
例えば、ある社会保険労務士法人では、月1500件/150時間にも及んでいた公文書のダウンロード業務にRPAを適用し、約30時間に短縮。業務のストレスからくる離職の防止にもつながったという。
また、別の社会保険労務士法人では社会保険手続きの電子申請を自動化し、毎朝1~2時間ほどかかっていた業務をほぼゼロに。これにより生まれた時間を、顧客への価値を提供するという士業の本質的な業務に充てられている。
これらの取り組みを支えるのが、現場メンバーでもロボット作成が容易なRPA製品とベンダーが提供するサポートサービスであり、それにより社内への定着もスムーズに進んでいるという。
本資料ではこの他にも、1拠点だけでも月80時間、10万円分に相当する人件費削減を実現した税理士法人など、士業におけるRPA活用事例を紹介する。自社の状況と照らし合わせ、業務効率化の参考にしてほしい。