顧客からまだ支払われていない買掛金に基づいて、企業に先行資金を提供する“ファクタリング”。この金融サービスを効率化するデジタルソリューション「Easy2Cash」を開発したのが、ベルギーの主要な銀行グループの一員であるBNP Paribas Fortis Factorだ。
開発に当たっては、スピードとコスト効率に加え、Salesforceや勘定系システムなど既存の技術を活用することが重視されたという。また、「Easy2Cash」の技術スタックを構築するためにスクラッチ開発ではなく購入というアプローチが採用され、ドキュメントストレージや電子署名が新たにライセンス購入された。
そして、これらのシステムをまたぐプロセスやデータを連携させる“要”としての役割を果たしたのが、幅広い機能を有するiPaaS(Integration Platform as a Service)だった。本資料では、「Easy2Cash」の開発を迅速化し、数週間から数カ月かかっていたファクタリングの利用開始までの期間を数日に短縮したという同iPaaSの実力を、事例を基に詳しく見ていく。