ハイブリッドワークに代表される働き方の新しいロジックは、オフィスにも変革を求めている。企業調査によれば、オフィス勤務あるいはリモートワークのみの従業員は9%程度で、ほとんどはハイブリッドワークで働いているのが現状だ。そのためにオフィスの役割も変化しており、コラボレーションを効果的に行い、イノベーションを推進するための場として機能させる必要がある。
ただし、そこで企業を悩ませるのが「公平」な環境だ。性能の低いオーディオ/ビデオ機器やコンテンツ共有機能を利用していると、リモートからの参加者が不利益を受ける。また、オフィス会議室の話者が、同じ会議室内の参加者に話しかける場合、カメラの位置によってはリモート参加者が状況を把握しづらくなる。
ハイブリッドワークの成功は、こうした「公平」にまつわるさまざまな不満を把握・解消し、最高の従業員体験を生み出せるかどうかにかかっている。そのためには、どのようにオフィスをデザインしていけばよいのか。本資料では、リサーチ結果も交えつつその具体的な展望を考察していく。