シンガポールのメディアグループであるSPH Mediaは、クラウドファーストのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、インフラへのアプローチを最新化している。その目的は、Amazon Web Services(AWS)リソースの作成や管理をはじめ、クラウド/オンプレミスインフラの自動化を実現することにあった。
しかし、複雑につながり合った仮想プライベートクラウド(VPC)が原因で、同社のクラウドインフラはネットワークトラフィックを可視化できず、IPアドレスの枯渇も問題となっていたという。このようなアーキテクチャは理想的とはいえず、セキュリティ保護の強化と一貫性のある動的クレデンシャルの管理が必要となっていた。
そこで同社はクラウドプラットフォームチームを結成。開発者向けツールの導入とクラウド運用モデルの標準化によって、アプリケーションのデプロイ時間を3カ月から2週間に短縮した他、シフトレフトアプローチとドリフト検出により、不適切なセキュリティ設定を95%削減した。本資料で同社の取り組みを詳しく紹介する。