管理の効率性やスケールアウトの容易さ、コスト面といったメリットを持つ「ハイパーコンバージドインフラ」(HCI)の導入が進み、市場にはさまざまな製品が登場している。
こうした中で、「HCI製品と『コンバージドインフラ』(CI)製品の違いが曖昧になっている」という声がある。製品名に「HCI」とはあるものの、本来のHCIの定義を満たしておらず、CI製品に分類した方が望ましいと思われるものもある。
「CIでは企業のニーズを満たせない」というわけではない。だが製品の特徴を確実に理解して導入しないと、導入後のミスマッチに悩まされる可能性がある。
本稿は、HCIとCI、オンプレミス型のIaaS(Infrastructure as a Service)の違いを解説しつつ、自社に最適な製品を選定するために何を決め手にするべきかを探る。