新しいIT製品が登場する背景には、何らかの解決すべき課題がある。「このIT製品を使えば、長い苦しみからようやく解放される」――。こうした期待が過剰に高まると、IT製品の実力との間に大きなギャップが生まれ、やがて失望がやってくる。IT製品そのものには、適切に使えば確かな効果があるにもかかわらずだ。IT製品に対して正当な評価ができなければ、こうした「勝手に期待して、勝手に失望する」ことを繰り返すことになる。
ネットワークセキュリティの分野では、登場からまだ日が浅い「SASE」(セキュアアクセスサービスエッジ)が、こうした“勝手な評価”の対象になってきた。その実力を正確に理解し、適切に活用すれば、SASEはネットワークセキュリティを強化する有力な手段になり得る。TechTargetジャパンの関連記事をまとめた本資料は、外野の騒がしさに踊らされることなく、ネットワークセキュリティの手段としてSASEを正しく評価し、活用するための勘所を示す。