多様なメリットが期待されるクラウドへの移行が進んだ結果、プライベート、パブリックといった2つ以上のクラウドインフラが混在する、ハイブリッドクラウドという形態が一般化しつつある。既存のワークロード全てをパブリッククラウドへ移行することはまだ現実的ではなく、ハイブリッドクラウドは現時点での最適解といえるだろう。
一方で、オンプレミスやマルチクラウド環境に分散するワークロードを適切に管理、運用することは困難になりつつある。かつては仮想マシンで実行されてきた各種ワークロードだが、仮想マシンはそのプラットフォーム固有の制約があるため可搬性が低く、広く分散したハイブリッドクラウドインフラの中で、全てのワークロードを一貫して管理することが難しいからだ。
本資料では、現代のハイブリッド環境においては、Linuxコンテナをベースとしたワークロード運用への転換を図る必要があると指摘する。このように、オープンソーステクノロジーを活用し、ハイブリッドクラウド環境の運用を成功に導くための戦略を「オープンハイブリッドクラウド」と名付け、その実践方法についても解説する。