激化する企業間の競争を勝ち抜くには、俊敏で柔軟性があり、更新が容易なインフラが不可欠になる。そこで活発化しているのが、ERPをクラウドへ移行し、モダナイズしようとする動きだ。ある調査では「現行のERPには競争力のある機能がない」と43%の企業が答えており、特にレポート機能と可視性向上、運用効率化を求める声が多かった。
だが、ERPのモダナイズは複雑で、膨大な数のアプリケーション、複数のデータソース、混在する構造化/非構造化データなどが原因となり、実装の長期化やコストの高騰に悩むケースが多い。ERPのクラウド移行を成功させるには、データからインテリジェンスをどう引き出すか、コネクティビティの信頼性をどう高めるか、データ活用の範囲内で自動化をどう展開するか、といった点を重視する必要がある。
本資料では、ERPシステムのモダナイゼーションを急ぐべき理由を、調査結果に基づき解説する。あわせて、新たなERPの要件として、クラウドファーストの移行、AI分析の導入、コンプライアンス制御、TCOの最適化、構成可能(コンポーザブル)であることという5つを挙げ、それぞれ詳しく解説しているので、参考にしてほしい。