従業員の退職には、退職日の確定や手続きの案内、必要書類の手配、返却物・提出物の回収など、さまざまな業務が発生する。中でも最終出社日以降に行う社会保険・労働保険の手続きには、必ず行うものと必要に応じて行うものがあるため、人事労務担当者はその内容を適切に理解しておく必要がある。
例えば健康保険・厚生年金保険、雇用保険の被保険者資格喪失届は、企業側が必ず提出しなければならない書類だ。一方、離職証明書や退職証明書、健康保険・厚生年金保険の資格喪失証明書などは従業員の希望や状況に応じて作成する書類であり、それぞれ提出期限や提出先が異なる点に注意したい。
本資料では、従業員から退職の申し出があった場合の退職手続きの一般的な流れや、社会保険・労働保険手続きのポイントについて解説する。併せて、人事労務の手続き業務を効率化するクラウド型の人事労務ソフトを紹介しているので、事務作業に時間や手間を取られて重要度の高い業務が後回しになっていたり、残業が発生していたりする企業は参考にしてほしい。