データとその分析のためのアプリケーションの地理的な分散が進み、エッジ環境で稼働するステートフルなアプリケーションに対するニーズが、かつてないほど高まっている。応答時間の短縮とネットワークコストの削減に優れるエッジコンピューティングにおいて、クラウド代わりにローカルでタスクを実行する上で特に強力なアプリケーションはステートフルだからだ。
ただ、ステートフルエッジアプリケーションを構築できるようになるためには、これまでと異なる、新しいデータアーキテクチャが必要になる。こうしたニーズに応えるべく登場したのが、RDBMSとNoSQLの両者の利点を兼ね備えつつ、エッジ環境にも特化した分散型SQLデータベースだ。
この分散型SQLがエッジコンピューティングに最適といわれる理由が、大きく分けて5つあるという。本資料では、この注目のデータアーキテクチャにフォーカス。併せて、エッジでデータをフル活用するための環境構築の考え方、具体的な方法についても解説していく。