北海道電力グループのITシステム開発と運用保守、インフラ基盤の運用を行う情報子会社として1991年に設立された「ほくでん情報テクノロジー」。電力会社のシステムは、社会インフラと同義であることから、高い品質と高度な技術力が必要となる。そのため同社では、技術力向上に向けた取り組みを設立当初から重点施策として位置付けていた。
中でも全社的に技術習得に力を入れて取り組んでいるのが、多くの基幹システムで採用されている「Linux」だ。そこで2016年の電力自由化に伴うシステム再構築を契機に、本格的な技術習得のため法人向けの研修を受講。この研修は、「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」をはじめ「Ansible」「OpenShift」などの最新技術にも追従しており、認定資格の取得までできる研修メニューが用意されている。
さらにベンダー側がシステム環境を構築するため、事前準備などが必要なく、負荷を減らせるのも大きな特徴だ。同社では「RHEL」の1社研修トレーニングを導入し、理解度と習熟度の向上につなげている。本資料では同社の事例から、この研修のポイントと技術力向上の具体的な方法を紹介する。