一般消費者向けのアプリケーションが、スマートフォンの普及によって体験を重視する傾向が強まる中、ERPのようなエンタープライズ領域でも同様の変化が起きている。スマートフォンの操作性や価値観に慣れた世代がERPを利用するようになった他、クラウドへの移行も進んだことで、UXデザインの重要性が増したのだ。
これまでもERPは、個社ごとに使いやすくなるようにカスタマイズされてきたが、クラウドサービスでは同様の手厚い対応は難しい。そのため、ERP開発にも意識変革が起こり、優れた機能に加えて、その機能が使いやすいのか、どれほど使われているのかというユーザー視点で開発できているかどうかが問われ始めている。
本資料では、中でもUXデザインの重視に取り組んできた国産ERPベンダーへのインタビューを通じて、ユーザー視点のERPの在り方、求められる機能を明らかにしている。“スマホ世代”を含む多くのユーザーが高い生産性で、長期的に利用できるERPには何が必要なのだろうか。