施設の建て替えを機に、航空機整備場の無線LAN導入を決断した中日本航空。それまで同社整備場のネットワーク環境は有線LANが主体であり、業務の効率化のために無線LANへの移行を切望する整備部門からの声が本社に寄せられていたことが、この決断の背景にあった。
しかし、一般的な無線LAN環境ではセキュリティの確保が難しく、機密性の高い整備マニュアルを取り扱うにはハードルが高かった。また少人数の運用体制も課題となっていたが、新たに選定したパートナー企業はこれらの要件を加味して、無線LANと連携したユーザー管理を実現するActive Directoryをプラスしたインフラ構成を提案。
新整備場の開所式に合わせて工期が1カ月しかなく、また巨大な整備場全域をいかにカバーするかという大きな2つの課題もあったが、これらを乗り越え整備士たちが喜びの声を寄せるほどの無線LAN環境を構築できたという。同社やパートナー企業がどのように課題を克服したのか、本資料で詳しく見ていこう。