国内大手ベンチャーキャピタルとして、企業への投資やインキュベーションなどを手掛けるジャフコ。近年、業界の競争が激化する中、競争力確保の一貫として個々の社員の能力を最大限に引き出せるような仕組み作りに着手。その1つとしてクラウドストレージ「Box」を採用し、社員の情報共有やコミュニケーションを支えるICT基盤を刷新した。
Box採用の決め手となったのは、PDFファイルにコメント入力などができる編集機能と、強靭なセキュリティの2点だ。同社は投資先を含む外部ユーザーとPDFファイルを共有する機会が多いため編集機能は必須条件だった。また許可した端末だけがアクセスできる端末認証やSAMLの認証連携によるシングルサインオンなどのセキュリティ機能をユーザーに負担をかけずに導入できる点も決め手となった。
導入後はインフラ面の管理負担が軽減し、さらに暗号化された状態でも全文検索が可能なため、ファイル検索の時間短縮にもつながったという。またグループチャットやデータ連携基盤と連携できる点も高く評価しており、社員が投資先企業にいる時間を増加させるなど働き方改革にも大きく貢献しているという。