データを適切に保護することは、企業にとって極めて重要な取り組みの一つになった。背景にあるのは、ランサムウェア(身代金要求型マルウェア)攻撃によるデータの暗号化や金銭的な損失のリスク、自然災害によるデータ消失のリスクばかりではない。例えば企業は、データ保護の要件を定める各種法規制に対処する必要がある。
利用するシステムがオンプレミスインフラからクラウドサービスへと広がっているため、データを漏れなく保護することは簡単ではなくなった。そうした中で役立つ可能性があるのは、データ保護のさまざまな機能をサービスとして提供する「DPaaS」(Data Protection as a Service)だ。DPaaSで何ができ、その利点を最大限に引き出すにはどうすればいいのか。詳しく解説する。