3次元設計における大規模アセンブリとは、一般的に部品点数5000点以上、ファイル数500以上の数字を指す。2次元設計では大きな問題とはならないが、3次元設計ではファイルオープンや3D CAD上のさまざまな処理時間が長くなり、適切な対策を行わなければ設計効率が低下するだけでなく設計業務が停止する恐れもある。
部品点数はグラフィックのレスポンスと全体図の生成に影響し、ファイル数はオープン時間に影響するため、アセンブリの規模に対応できる高品質なソフトウェアとモデリングルールが不可欠となる。またこれらに並んで重要な要素となるのが、ハードウェアの選定だ。
そこで本資料ではIntel第8世代CPU搭載のデスクトップワークステーションと、小型ながら第12世代CPU搭載の2機を使ったベンチマークテストを実施した。グラフィックスやプロセッサなどの基本的な性能に加え、実際に大規模アセンブリを動作させた結果も掲載しているのでハードウェア選定の参考資料として活用してほしい。