倉庫保管業務に加え、トラックや鉄道などによる法人向け運輸サービスを展開する濃飛倉庫運輸。その業務は内製開発による基幹システムで支えてきたが、近年は顧客が求めるサービスレベルの向上に伴ってシステム開発頻度が増加。同時に、納期も短期化する傾向にあり、現場の求めるスピードに対応できなくなりつつあった。
この状況を改善したのが、ローコード開発プラットフォームだ。その導入によりプロトタイプ作成から改修を重ねるアジャイル開発が可能になり、1システムあたり3カ月かかっていた開発が1カ月程度で完了できるようになった。また、Javaの技術がなくても導入したローコード開発でWebアプリケーション開発に対応できるため、開発担当者がスキル習得にかかる期間を半減させることにも成功している。
これらの生産性だけでなく、パートナーコミュニティーの支援も手厚く、紹介されたSIerにより開発環境を柔軟に改善できたという。この新プラットフォームで開発されたアプリケーションはすでに約50に達し、「倉庫DX」によるサービス品質や生産性の向上に役立てている。本資料では同社の事例を基に、ローコード開発を導入するポイントを掘り下げていく。