ネットワークの輻輳(ふくそう)を解消したり、潜在的なセキュリティリスクに対処したりする場合、従来はシステムの増強で対応することが多かった。しかし、今日のエッジアプリケーションが分散したクラウドネイティブの環境では、そのようなアプローチでは不十分となってしまっている。
そこで注目されているのがSASE(Secure Access Service Edge)だ。SASEとは、さまざまなネットワークセキュリティサービスをSD-WAN(Software Defined-Wide Area Network)の機能と統合するアーキテクチャの1つであり、ID中心のネットワーク/セキュリティプラットフォームを実現するものだ。これにより、ネットワークエッジのエンドユーザーやデバイスに安全な接続を提供することが可能になる。
しかしSASEを“正しく”活用するのは容易ではなく、幾つもの課題が存在している。本資料ではSASEの機能やメリットに加え、“正しく”活用するための4つの要素を紹介。新たなテクノロジーを他社に先駆けて導入可能にし、自社の優位性を確保する面からもSASEが重要であると理解できるだろう。