多くの企業でハイブリッドワークが普及し、働く場所の多様化が進んでいる。一方、「新しい働き方」を支えるために必要なネットワークインフラのスペック不足が、業務への支障という形で顕在化しつつある。
それが、「勤務中、VPNが遅くて仕事にならない」というものだ。この原因の1つは、VPN機器やVPNサービスの陳腐化にある。多くの社員がVPN接続を行うと、これまでとは桁違いの負荷がかかり、スペックが絶対的に不足する。
もう1つの原因は、VPNの出入り口になるインターネット回線にある。自宅勤務が普及する以前は、VPNの利用人数が少なかったためオフィスからインターネットに抜けるユーザーと合わせても、VPNを利用して業務アプリケーションにアクセスすることができていた。だが働く場所が多様化した今、VPN利用者の急増による回線負荷の増大が、通信速度の低下を招いている。
本資料では、VPN利用時にネットワークのパフォーマンスが低下し、業務に悪影響を及ぼす原因とともに、解決に向けて実践すべきポイントを解説する。併せて、見落とされがちな企業のインターネット接続回線の見直しポイントや実際の事例を紹介する。