IT業界で活躍する女性を、もっと増やさなければならない――。この主張はもっともだ。ダイバーシティー(多様性)やインクルージョン(包摂性:誰も排除しないこと)が重要になる中、“男性社会”のIT業界で女性を増やそうとする機運が高まることは、自然なことだと言える。問題は「女性がこれまでIT業界を選ぼうとしなかった理由」に対する理解が、IT業界にあるかどうかだ。
ある女子生徒は、学校でコンピュータサイエンスの授業を受ける中で「違和感」を覚えたという。その違和感の正体を探ると、IT業界における女性活躍を考える上で、見逃してはいけないことが見えてくる。女性がIT業界で活躍したいと思えないとすれば、その原因は何なのか。IT業界で働く女性を増やすためには、どうすればよいのか。TechTargetジャパンの人気記事をまとめた本資料は、女子生徒の話を基に、これらを考察する。