生産設備などの資産をライフサイクル全体にわたって管理する設備資産管理(EAM)ソフトウェアは、資産集約型の組織では不可欠な存在といえる。特に近年は信頼性重視保全(RCM)を含む、より厳格な保全への取り組みを容易にするように機能が向上しており、重要性がさらに増している状況だ。さらに、設備資産からのCO2排出量を管理するソリューションとして注目を集めている。
保全データや機器データ、さらに資産を維持するアクティビティーに関する情報を企業全体のデータに関連付けることで、設備管理者やシニアマネジメント層が企業目標に照らして設備資産を運用する資産パフォーマンス管理(APM)につなげることも可能になっている。だがこうした取り組みでリスクを最小化し、ダウンタイムの短縮から利益を得るためには、押さえておきたい幾つかの重要な基準がある。
本資料は、“EAMソフトウェアの選定基準”について解説したものだ。優れたソフトウェアであれば設備のリスク要素を複数の重要度マトリックスで定義できるようになり、装置ごとに適切な資産管理戦略を策定することも容易になるという。