各種法規制や監査の対応には、データのアーカイブが有効な手段だ。しかし、中にはバックアップで対応する企業も多い。アーカイブは、記録されたデータを“当時のまま”安全に長期間保存し、必要な時に当時の状態で取り出せるようにすることが主目的だ。これに対して、バックアップは、ある時点に戻すことが主目的であり、両者の性質は異なる。
データをバックアップのみで保存していた場合、監査対応の最初にデータリストアが必要になる。数年間に及ぶ膨大なデータを、仮に用意できたとしてもリストアには数日を要し、監査対応に入るだけでも高負荷だ。また監査対応での提出物の情報は「記録された当時のまま」であることが重要となる。特に海外では、eDiscovery法やGDPRなどにのっとった資料の提出義務があり、提出が遅れると罰金を支払わされる場合もある。そのためアーカイブを使わない監査対応は現実的ではなくなっている。
本資料で紹介するアーカイブ製品は、検索の速度や精度に優れ、これらの課題に対応できるだけでなく、高いパフォーマンスも備えている。Microsoft TeamsやSlackなどのコミュニケーションツールに対応している点も大きなメリットだ。