システム管理者にとって常に気になるのが、「どのアプリケーションがネットワークを遅くしているのか」「どのPCやサーバがトラフィックを占有しているのか」といった問題だ。これを把握するには、トラフィック統計情報の基礎となる「フローデータ」の解析が有効となる。
ルーターやスイッチなどのネットワーク機器の中には、機器に流れるトラフィックデータの統計を取り、フローデータを生成するフローエージェントがインストールされている製品がある。それによって生成されたフローデータはフローコレクターに送信/可視化され、トラフィックがいつ発生したのか、どの機器間の通信なのか、帯域幅の消費量はどれくらいか、といったことを突き止めることができる。
ただし、Microsoft 365やZoom、YouTubeといった具体的なアプリケーション名までを解析し、どれが帯域幅を占有しているかといったことまでを分析するには、別の方法が必要になる。本資料では、フローから把握できるトラフィックの内容や、帯域幅を占有しているアプリケーションの調査方法を詳しく紹介しているので、参考にしてほしい。